ドッグフード選びにおいて、タンパク質の含有量と質は非常に重要な要素の一つです。
この記事では、犬にとってのタンパク質の役割、必要最低量と上限域、過剰摂取や不測のリスク、そして良質なタンパク質の基準についてエビデンスに基づいて詳しく解説しつつおすすめのドッグフードについてもご紹介します。
いぬねこ日和です。 コーギー犬める(9歳、女の子)、めるとの散歩中に保護した猫達と一緒に生活しています。このブログでは我が家のドタバタ奮闘記とおすすめのドッグフードなどをご紹介しています。
タンパク質の役割
タンパク質は私たちの健康に欠かせない大切な栄養素だよ
タンパク質は筋肉、臓器、皮膚、毛の成長と維持に欠かせません。
また、ホルモンや酵素の生成、免疫機能のサポートにも関与しています。
犬は肉食動物であり、オオカミの頃よりタンパク質の必要量は減ったといわれていますが、それでも良質な動物性タンパク質がたくさん必要です。
犬のタンパク質必要量
タンパク質の必要最低量
犬のタンパク質必要量は、その年齢、体重、活動レベルによって異なります。
FEDIAFガイドラインから引用
ヨーロッパ各地のペットフード機関により構成されたペットフード製造に関するガイドラインを定めている
FEDIAFでは成長初期の仔犬の場合はドッグフードの25%以上、成長後期の仔犬で20%以上のタンパク質が必要なのに対し成犬では18%以上と規定しています。
あくまでこの数値は必要最低量なので運動量などに応じて必要量もアップします。
ふむふむ!基準はあるけど必要な量はみんな違ってくるんだね
タンパク質の上限域
まだ議論の残るところではあるのですが、タンパク質は多ければ多いほどいいというわけではなさそうです。
一般的には犬の食事におけるたんぱく質の割合は、全体の25~30%が理想的とされています。
しかし、特定の犬種や健康状態により、タンパク質の量を調整する必要がある場合もあります。
良質なタンパク質の基準
動物性タンパク質
犬にとって最も良質なタンパク質は、動物性のものであることが一般的に認められています。
動物性タンパク質は必須アミノ酸を豊富に含んでおり、犬の体内で効率よく利用されます。
良質な動物性タンパク質の例として以下のようなものがあります。
鶏肉、牛肉、馬肉、羊肉、魚、卵など
ちなみに「肉類」「〇〇ミール」「肉粉」「肉副産物」などの記載があるものは人間用にはできない、質が良くない原材料を使用している可能性があるので避けた方がよいです。
肉副産物って何?粉って何?
安全で体に優しいご飯がいいよう
植物性タンパク質
植物性タンパク質も一部のドッグフードに含まれていますが、動物性タンパク質と比べると、必須アミノ酸のバランスが劣る場合があります。
したがって、植物性タンパク質を主成分とするドッグフードを選ぶ際には総合的な栄養バランスに注意が必要となってきます。
タンパク質の消化率
良質なタンパク質は、高い消化率を持っていることも重要です。
消化率が高いタンパク質は、犬の体内で効率的に吸収・代謝され、無駄が少ないためです。
一般的に、動物性タンパク質は植物性よりも消化率が高いとされています。
タンパク質過剰摂取のリスク
腎臓への負担増加
タンパク質が体内でエネルギー源として利用される際に、窒素老廃物が生成されて腎臓に負担がかかることがあります。
腎臓病を持つ犬は尿毒症のリスクが大きくなるとの報告があります。
特に腎臓に問題を抱えている犬の場合、過剰なタンパク質の摂取は症状を悪化させることもあるのでかかりつけの獣医師に相談しましょう。
腸内環境の悪化
タンパク質が多すぎると下痢や便の調子が悪くなる、便のニオイが気になることもある
タンパク質量が過剰になると腸内のウェルシュ菌が増えて便秘や下痢、アレルギーの原因になることもあります。
(タンパク質量46~48%でウェルシュ菌増殖とのデータ)
タンパク質も多ければ多いほどいいわけではないんだね
タンパク質不足のリスク
一方で、タンパク質が不足すると、筋肉量の減少や免疫力の低下、毛並みの悪化、成長不良などの問題が生じます。
特に成長期の仔犬や妊娠中・授乳中の母犬には十分なタンパク質が必要となります。
オススメドッグフード
モグワン
モグワン公式サイトより引用
モグワンは私自身、愛犬のめるにあげつづけているプレミアムドッグフードです。
新鮮で良質な動物性タンパク源をたっぷり使用しています。
タンパク質の割合は27%以上とFEDIAFの基準も満たしタンパク質の割合が多すぎず少なすぎず程よいバランスとなっています。
高品質な放し飼いチキン生肉と生サーモンを使用しているため香りがよく愛犬も喜ぶ美味しさです。
まとめ
ドッグフードを選ぶ際には、タンパク質の質と含有量に注目することが重要です。
適切なタンパク質を摂取することで、犬の健康を維持し、活力ある生活をサポートします。
愛犬の状態に合わせて最適なドッグフードを選びましょう。